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是枝裕和監督最新作『ベイビー・ブローカー』第75回カンヌ国際映画祭 エキュメニカル審査員賞受賞!!!

  • 2022年5月29日
  • 2022年5月29日
  • K-MOVIE
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6月24日(金)より公開となる是枝裕和監督最新作にして初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』が、現在開催中の第75回カンヌ国際映画祭 「コンペティション部門」に正式出品されています。現地には、是枝裕和監督、ソン・ガンホさん、カン・ドンウォンさん、イ・ジウンさん(歌手名:IU)、イ・ジュヨンさんの5名が渡航し、5月26日(木)に実施されたワールドプレミアとなる公式上映では、スタンディングオベーションが鳴りやまず12分に及ぶなど高い評価を得て、また昨日行われた記者会見にも沢山の記者たちが詰めかけ注目が話題を呼び、本日現地時間20時半(日本時間/29日(日)3時半)から開催される主要部門の受賞発表にも期待が高まる本作ですが、先だって主要部門の授賞式前に発表される独立賞の「エキュメニカル審査員賞」を受賞致しましたので、ここにお知らせ致します。「エキュメニカル審査員賞」は、カンヌ国際映画祭の独立部門のひとつで、キリスト教関連の国際映画組織「SIGNIS and INTERFILM」の6人の審査員によって、コンペティション部門出品作の中から選ばれる賞で、「人間の内面を豊かに描いた作品」に与えられます。1974年から授与されており、昨年のカンヌ国際映画祭では同賞を濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』が受賞したことでも注目を集めました。他には、2000年に『EUREKA』で青山真治監督が、2017年に『光』で河瀬直美監督が受賞を果たしており、日本人監督としては4人目の受賞となります。

受賞にあたり、審査員長は作品について「この映画は、血のつながりがなくても家族が存在できることをとても親密な方法で示してくれる。傷ついてきた過去を持つ大人3人(ブローカーの男2人とベイビー・ボックスに赤ん坊を置いた母親1人)と養護施設から抜け出した子供1人によって、赤ん坊の命と魂は守られる」と評価し、さらに本編後半に登場する彼らによるあるシーンがとても感動的だったことについて触れた。それを受け、是枝監督は受賞の喜びと共に作品について以下のように語った。

「有難うございます。今僕が言うことは何もないと思うくらい、僕がこの映画でやりたかったことを伝えていただいたので、短く感謝の言葉を述べて終わりにしたいと思います。映画の冒頭で捨てられた赤ちゃんと捨てた母親が、子供を売ろうとする男たちと旅に出るという話が、映画の最後間近で、彼ら全員が生まれてきたことを祝福されます。これは今回映画を作る上で施設で育った子や親元を離れて育った子たちを取材する中で、自分が社会の側、大人の側としてどうしても伝えたい言葉だったので、普段はやらないくらいはっきりとセリフにしました。その祝福の言葉を聞いた後にちょっとだけ人生が上向きになる、上を向いて生きていけるようになるというか、そんな物語にしたいなと思いました。最終的には捨てられたひとつの命がもう少し大きな、それは側でみている人もいれば、側に近寄れないので遠巻きにみている人もいるけれども、社会という少し大きな箱の中で見つめられて育てられていくという、そういう話にしました。なので、今回は本当にこの作品にとってふさわしい賞をいただけたなと思っています。有難うございます。」

 この受賞をはずみに、『万引き家族』に続くパルムドール受賞への期待が高まります。是非、引き続きご注目ください!

75回カンヌ国際映画祭 

開催期間:5月17日(火)~5月28日(土)

世界中から選りすぐりの映画、そして映画人が集結する世界最大級の国際映画祭。今年は、コンペティション部門の審査員長にフランスの俳優ヴァンサン・ランドン(『TITANE/チタン』※第74回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作)を迎えている。「コンペティション」部門に選出される計21本の中から各賞が選出され、28日の授賞式で発表されます。是枝監督は、『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞を受賞、『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門で最高賞となるパルムドールを受賞しています。

是枝裕和監督 カンヌ国際映画祭出品 作品歴

『DISTANCE』(2001年第54回コンペティション部門)

『誰も知らない』(2004年第57回コンペティション部門/最優秀男優賞受賞(柳楽優弥))

『空気人形』(2009年第62回ある視点部門)

『そして父になる』(2013年第66回コンペティション部門/審査員賞受賞)

『海街diary』(2015年第68回コンペティション部門)

『海よりもまだ深く』(2016年第69回ある視点部門)

『万引き家族』 (2018年第71回コンペティション部門/パルムドール受賞)

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【ストーリー】 赤ちゃんを高く売る、ただそれだけのはずだった

古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、〈赤ちゃんポスト〉がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が〈赤ちゃんポスト〉に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、是が非でも現行犯で逮捕しようと、静かに後を追っていくが…。〈赤ちゃんポスト〉で出会った彼らの、特別な旅が始まる―。

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■監督・脚本・編集:是枝裕和   ■出演:ソン・ガンホ  カン・ドンウォン  ペ・ドゥナ イ・ジウン イ・ジュヨン

■製作:CJ ENM   ■制作:ZIP CINEMA   ■制作協力:分福  ■提供:ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.  ■配給:ギャガ

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公式サイト:gaga.ne.jp/babybroker

6月24日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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