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【オリジナル取材レポ】日韓合同グローバルグループNIKがデビュー後初となるライブツアー「NIK LIVE TOUR 2022」開催!ファンと喜びの再会「会いたかったんです」

日韓合同グループNIK(ニック)がライブツアー「NIK LIVE TOUR 2022」を華々しく開催した。デビュー後初、また2020年12月のZepp Tokyo公演以来、約2年半ぶりに日韓メンバーが揃って同じステージに立つライブで喜びを分かち合った。5月27日(金)KT Zepp Yokohama(神奈川)、5月30日(月)Zepp Namba(大阪)で各2部ずつ全4公演のライブツアーは大盛況のうちに終了した。

NIKはSUPERNOVAのメンバーであるユナクプロデュースのもと、アイドル育成プロジェクト「G-EGG season1」を経て結成された日韓合同グローバルグループだ。2021年9月に韓国でデビュー、次いで同年10月に日本でもメジャーデビューを果たした。

韓国活動ではMnet「MCOUNTDOWN」やKBS2「MUSICBANK」、MBC M「SHOW CHAMPION」にSBS MTV「THE SHOW」といった、K-POPファンお馴染みの主要音楽番組でパフォーマンスを披露するなど、着実に経験値を上げている。デビュー後は新型コロナウイルスによる影響で様々な活動制限を余儀なくされたが、ようやく日韓メンバーが一緒にステージに上がるファンらも待ち望んだ公演となった。

本レポートでは5月27日(金)KT Zepp Yokohama(神奈川)、第1部の公演模様をお伝えする。

真っ白な生地にキラキラと装飾が施された衣装に身を包み、颯爽とステージに登場したNIK。ファンが持つペンライトが喜びを表現するように大きく揺れていた。オープニングをアップリフティングな曲調の「Universe」で飾り、続けてG-EGGの課題曲としても人気の高い「Hurricane」を披露し、会場を一気にNIK色に染め上げた。

歌い終わると息を弾ませながら、メンバーが横一列に並び笑顔で元気良く挨拶。リーダーのゴンミンが「みなさん!僕たちNIKがついにZEPPに来ました!」「全員でステージを見せることが久しぶりなので、公演する前も本当にドキドキしました」とNIKEE(ニキ)との再会を喜んだ。

※NIKEE(ニキ)はNIKのファン呼称

「こうして来日して、みなさんの前にNIK全体として立てることができて本当に嬉しいです」「今まで見せられなかった姿を全部見せたいと思います」とユンソル。日本人メンバーの瞭も「(オープニングの)イントロで待っているときに武者震いしてました」と高鳴る気持ちを抑えられない様子だ。さらに太一は「会いたかったぜ~!」と熱くシャウトして、ファンとの再会に喜びを爆発させた。

挨拶が終わるとオープニングのキレキレのダンスナンバーとは打って変わり、コ ゴン・パク ハ・テフン制作によるバラード曲「STAY」や、切ないメロディーラインと歌詞が胸を打つ日本語曲「ANOTOKIE」をNIKみんなで歌い上げファンを魅了した。

ライブはユニットによる多彩なパフォーマンスでもNIKEEを楽しませた。DANCEユニットステージではゴンミン・ヒョンス・ユンソル・コ ゴン・パク ハが黒いハットを目深に被り、マイケルジャクソンを彷彿とさせるスタイルで登場。前半はユンソルの振付けによるドラマティックな展開が魅惑的なパフォーマンス、後半は一転して、ハットを脱ぎ捨て軽やかなステップとコミカルな動きを取り入れたダンスを披露した。

続くRAPユニットステージは瞭・太一・テフンがカリスマ性溢れるリリックとパフォーマンスで、NIKの強固なラップラインを見せつけた。

そしてVOCALユニットステージでは2組に分かれてバラードを熱唱。日本人メンバーの龍太・日向は赤頬思春期(BOL4)の「私の思春期へ」(日本語バージョン)を感情豊かに歌い上げ、韓国人メンバーのヒョンス・コ ゴン・パク ハは高音と低音を行き来する高難易度の曲、JYJの「In Heaven」を見事に歌いこなした。

ライブ後半には、初解禁のラテン調サウンドが特徴的な新曲「La Vida Loca」(読み:ラ ヴィダ ロカ)を初披露。振付けの落とし込み、練習を3日間とい短期間で仕上げていた。限られた時間でありながらも、息の合ったキレキレのパフォーマンスに仕上げてくるNIKは、やはりポテンシャルの高いグループだ。

練習中はテフンがあまりの時間のなさに「自信ないわ~」と本音を言ってしまうほどだったとか。見事パフォーマンスを完成させ「できちゃいましたね、さすが」とちゃっかり自画自賛してファンの笑いを誘った。

新曲以外にもHIP HOPとR&Bをベースにしたダンサブルなナンバー「BOMB」や、G-EGGの課題曲でもあった「Jealousy」、そして日韓デビュー曲「Santa Monica」で会場の温度をさらに上昇させた。

エンディング挨拶ではファンへ率直な想いを伝えた。「このZepp公演のためにNIK全員で一生懸命準備したんですけど、ちょっと時間が足りなくて」「もっと完璧な姿を見せたかった」と話したのはヒョンス。新型コロナウイルスの影響で長い間、日韓のメンバーが揃うことができなかっただけに、ようやく辿り着いた本公演への思い入れは強い。

そんなヒョンスにリーダーのゴンミンは「You did your best」「ヒョンスくんはベストを尽くしたよ、それでいい」とフォローする場面も。ヒョンスは「次は限界を乗り越えて、もっと良い姿を見せるために一生懸命がんばります!」とファンと笑顔で約束をした。

龍太は「毎回言ってますけどNIKEEのみんながいてくれるから、僕たちはこうやって何度もステージに立てるので本当に感謝しています」「もっと早く有名になって、さらに上のステージに立てるように精一杯頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」と、いつも惜しみない声援を送るファンへ感謝の言葉を口にした。

ゴンミンは2020年の年末ライブでもファンと会ったが、今よりも新型コロナウイルスの状況が悪くて、あまり多くのファンには会えなかったと話した。そして「반가웠다(パンガウォッタ)、会いたかったんです」「(今日は)最初の曲から嬉しくて、本当に楽しかったです」と客席を見渡しながら語った。

最後はメンバーの「소리 질러!」(ソリ ジルロ!/叫んで!)の声でアンコールに突入。5月18日にファンクラブ限定CDとしてリリースされたばかりの「Better Spring」、そしてG-EGGのテーマ曲「Life Goes On」で会場が一体となった。2曲が終わるとお馴染み『生き残るぞ!Piece of Peace NIKでした!』の挨拶でお辞儀をして、熱いステージは終了した。

日本語と韓国語がにぎやかに飛び交う仲の良さや、バックグラウンド豊かなメンバーが集まる魅力満載のNIKからますます目が離せない。

Text:MIO

Photo:©️ARGS

■NIK(ニック)プロフィール

SUPERNOVAユナクプロデュースのもと、アイドル育成プロジェクト「G-EGG season1」を経て、2020年夏にデビューメンバーが決定した日韓合同グローバルグループ。2021年9月に韓国、10月に日本でメジャーデビューを果たした。グループ名【NIK】は、New(これまでに存在しなかった)Inspire(人の心に刺激を与える)Kindle(感情を燃え上がらせる)の英単語の頭文字をとり命名。

“常に情熱を燃やしながら、新たなエンターテインメントを創造し、人の心に刺激を与える”グループを目指すという想いが込められている。

■オフィシャルサイト https://nik-official.com

■Twitter https://twitter.com/nikofficial11/

■Instagram https://instagram.com/nikofficial11/

■TikTok https://tiktok.com/@nikofficial11

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