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【オリジナルレポ】ソン・スンヒョン(元FTISLAND) 除隊後初めてのソロイベントを開催。約3年ぶりに日本のファンと涙の再会!「ファンに会えたことが最高の誕生日プレゼントです」

  • 2022年7月5日
  • 2022年7月5日
  • K-POP
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2022年6月18日(土)東京・こくみん共済coopホールにて、ソン・スンヒョン(元FTISLAND)の除隊後初めてのソロイベントとなるトーク&ライブ「SONG SEUNG HYUN FANMEETING 2022<Now With You>」が開催された。Hwaiting!では、昼公演のレポをお届けする。

ソン・スンヒョンは、FTISLANDのギタリストとして約10年間活動。2019年12月にグループを脱退し、グループ活動時にも挑戦していた俳優業に本格転向。ウェブドラマ「愛…でしょうか?~10年目のLove Song~」や創作演劇「失った村:ドンヒョクの屋台」などの作品を通して、俳優としてのポジションを着実に築きつつある。そして1年半の兵役服務を経て、約3年ぶりに日本のファンの元へ戻ってきてくれた。

オープニング映像が流れると、大きな手拍子でソン・スンヒョンの登場を待ちわびるファンたち。ミディアムテンポのアコースティックギターの音色が会場に響くと、ソン・スンヒョンがステージに登場! 歓喜の歓声が上がる中「毎日会いたい、一緒にいたい、今日君に告白するよ」と甘く優しい声でファンへの想いを歌い、間奏では「久しぶり!」「たくさん来てくれて本当にありがとうございます」と再会を喜ぶあふれる気持ちを伝えた。

1曲目を歌い終えると、事前に募集したファンからの質問コーナーへ。

「次はいつ日本に来てくれますか?」という質問に対して「日本が大好きだから… 7月31日に来ます」とさらりと回答。これには、会場からどよめきと拍手が起こり、オープニング早々嬉しいお知らせでファンを驚かせた。続いて、日本での一番の思い出を聞かれると「FTISLANDの日本でのインディーズ時代。練習室に行って、作曲や作詞をしたことが一番幸せだったと思います。『生きてる』って感じでした」と話し、当時を懐かしんでいた。

8月21日の誕生日にもらいたいプレゼントについては「今日もらいました。ファンに会えたことが、最高のプレゼントです」と伝え、ファンからは大きな拍手が湧き上がった。

また、「ミナリは元気ですか?」というMCからの質問では「めっちゃ忙しいですよね。お父さんですから。『もしもし、今何してる?』って電話しても、『子供を見てるよ』って返ってくるし、会っても子供の話しかしないです(笑)」と、同い年で仲良しのFTISLANDのミンファンの話しをして顔をほころばせていた。

質問コーナーを終えると、再びライブの時間。

兵役中は家族に会えないことから、母親を思いながら作ったという「어머니(お母さん)」を披露。力強いバンドサウンドが印象的な明るいミディアムテンポの曲で、大きな愛情で育ててくれた母親に対して恩返しをしたい気持ちが込められた歌詞が印象的。彼は「軍隊に行く前に訓練所で1か月くらい訓練するんですけど、そこではケータイがないので、公衆電話で1分だけ話せるチャンスがあります。お母さんに電話をして、電話の発信音を聞いただけでも泣きそうになったのに、お母さんは電話に出ませんでした。知らない電話番号だったので…」と当時のエピソードを話し、会場の笑いを誘った。

続いて、「シークレットギャラリー」コーナーでは、ソン・スンヒョンのスマホに入っている未公開写真を見ながらのトークタイムへ。ドラマの撮影を終えた後の写真を公開すると、ドラマの内容を聞かれたスンヒョン。これについては、口ごもりながらも「説明がちょっと…。BLです。でも、ディープな話しではなくて、明るくて面白いです。全世界で公開されます」と、人気のウェブチューン『おお!ぼくのアシさま(原題)』を実写化したものが放送されることを話し、ファンを驚かせた。ドラマでは学生時代のシーンもあるそうで、制服姿の写真も公開してドラマへの期待を高めた。その他、マッサージチェアに横になったノーメイクの写真やペットのチョングク、ゲームセンターで取ったフィギュアなど、プライベートが垣間見える写真を見せてくれた。

イベントの後半では、ピアノの生演奏に乗せて日本語曲も披露。歌の途中、感極まって歌えなくなってしまう場面もあったが、ファンのあたたかい拍手に支えられながら歌い終えると、「幸せだった思い出が映画のシーンのようによぎって…」と言葉を詰らせていた。約3年間、直接話したくても話せなかった想いを「そばにいてくれた大切な人たちに対する想いは永遠に変わらない」と歌を通して伝えてくれた。

最後は、今回のイベントに合わせて準備したという新曲「The Day」を披露。歌詞は「永遠に続けば良いと思っても、続かないものはある。それでも掴んでおきたいものは離したくない」という内容。穏やかなピアノと柔らかなギターサウンドに、切なくも儚い歌声が調和したスローテンポで、しっとりと聴かせてくれた。

歌い終えるとスンヒョンは「皆さん、会いたかったです。ひとりは寂しいけど、正直言うと日本に来るときも寂しかったんです。今はひとりだけど、5人との思い出は永遠に持って行きたいと思います。今日は来てくれてありがとうございます。めっちゃ嬉しいです。ちょっと心配しました。なぜなら、ひとりだし、FTじゃないから…」と涙で声をつまらせながらも、「いろんな活動を準備しているので、7月31日にまた日本に戻ります」と再会を約束した。

そして、「(ここで終わるのは)寂しいから…。本当に久しぶりにギターを持ってもう一曲くらい歌いたいと思います。ギターを弾きながら歌うのは緊張。でも、スンちゃんがギターを持って歌うのが見たいかなと思って…」と伝え、最後は弾き語りでファンを喜ばせた。

約1時間半のトーク&ライブは、笑いあり、涙あり、サプライズありの盛りだくさんのイベントとなった。新境地となるBLドラマにも出演したことで、今後も様々な場面での活躍が期待される。

Text:Zackey

Photo:official photo by AaruTakahashi(https://www.instagram.com/aarutakahashi/)

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