音楽やドラマだけじゃない。ファッション、アート、ダンス、K-コミック、K-文学など、幅広いK-カルチャー情報を発信する

【取材レポ】SE7EN来日イベント「SE7EN 2022 FANMEETING IN JAPAN-0707」を開催。2年半ぶりの再会にSE7ENのアツい情熱がほとばしる!

SE7ENにとっては特別な数字が並ぶ7月7日、約2年半ぶりとなる来日イベント「SE7EN 2022 FANMEETING IN JAPAN-0707」がZepp Hanedaで開催された。ファンミーティングでは、ファンからの質問に答えるQ&Aやゲーム、プレゼントコーナー、ミニライブなどの盛りだくさんの内容で行われた。

場内が暗転するとともに、ファンが持つセブン棒(7の形のペンライト)の光で会場が埋め尽くされる。ステージ中央の扉が開くと、白く輝く光に包まれながらSE7ENが登場! 大きな拍手が湧き上がる中、オープニングは彼が出演しているバンドミュージカル『ボリュームアップ』の曲「一歩」を披露。穏やかなピアノの音色に乗せて、繊細かつ情熱的な声を会場に響かせてファンをうっとりさせた。

歌い終えたSE7ENが「みなさんこんにちは! コンニコンニSE7ENです」とあいさつすると、大きな拍手で応えるファンたち。いつもの歓声が聞こえないことにSE7ENは少し残念そうな表情を浮かべつつも、一生懸命拍手で応えるファンを眺めながらいつものくしゃっとした笑顔を見せてくれた。

2年半ぶりの来日ということで日本語が下手になってしまったという彼は「今日は僕ひとりだと無理だと思ってMCさんを呼びました。MCのナナさん!」と、7月7日のSE7ENのイベントに相応しいMCのNICE73(ナイスナナサン)を呼び込んで、オープニングトークがスタート。

この日が誕生日だというMCの告白にSE7ENは「プレゼント、飲んで、飲んで」と言って、SE7EN用に準備されたペットボトルの水(まだ口を付けていない)をプレゼント。ペットボトルが2本になってしまいMCが戸惑っていると、SE7EN自らMC用のペットボトルを取りに行って自分用にするというコントのようなやり取りが行われ、会場からは笑顔が溢れていた。

オープニングからSE7ENのマイペースぶりを発揮する中、日本に来たら必ず食べるものについて聞かれた彼は「日本に来たら必ず食べるものは、3、4個…5個、6個、7個くらいあるけど、やっぱりラーメン、お寿司、カレー、焼き肉。それは必ず食べて帰る」と話し、鋭い眼差しを客席に向けながら「今回も(食べずにいるのは)我慢できないでしょ」と唸り、再び会場からは笑いが。

久しぶりの来日の感想については、「数日前に日本に来ましたが、日本に着いた時『日本だー戻ったー』って感じでした。でもあんまり2年半経った気がしなくて、何か月しか経ってなくて日本に来た感じで、家に“ただいま”という感じ」と伝えると、会場からは大きな拍手が送られた。続けて、立ち上がって客席を見渡すと「みんな、僕が知っている顔…知っている顔…お父さんもいるし…兄貴、ありがとう」と再会の喜びを噛み締めていた。

まだ日本ではファンが声を出して応援してはいけないことに残念がりながらも「久しぶりにセブン棒を見て、本当にこれが一番会いたかった(光景を見たかった)。セブン棒は最近見えないから…。韓国でもミュージカルはやるけど(セブン棒)は持てないから…。会いたかった」と、セブン棒の光で客席が照らされる光景を見て感無量の様子だった。

事前に募集したファンからの質問コーナーでは、「ソムリエの資格を取って良かった?」という質問に対して「ワインが好きなので、勉強しながら飲むのが美味しく飲めるかな…と思って。少しずつ勉強していたら楽しくなって、(資格を)取ろうかなと思ったら簡単に取れました」と誇らしげ。「お寿司を食べるときはホワイトワインが合う」と、ワインと合う料理の組合せも説明してくれた。

ゴルフ好きが高じて「SE7ENのゴルフ7(打つ)?(“打つ?”という韓国語と“7”という数字の韓国語の発音が似ているため)」というゴルフ専門YouTubeチャンネルを開設しているSE7EN。「ゴルフを始めるなら何から始めれば良い?」という質問には「ゴルフシューズを買うのが最初」とアドバイス。彼にとってゴルフは「一番好きなスポーツで、人生の中で歌とダンス以外にこんなに長く好きになったのは初めて。10年以上やっています。年取ってもできる運動だから」とゴルフ愛を語った。

また、平日にイベントがあると仕事を休まなければならないから週末にしてほしいといいうお願いには「(今度は)週末にします!」と約束。年末の予定については、ファンと会うためにいろいろと準備していることを伝えファンの期待を高めた。

トーク中は、カメラでステージが見えにくくなっているファンのために、ステージを左右中央と移動しながらトークをするなど、細かな気遣いでファン想いの姿を見せていた。

ゲームコーナーでは、イントロクイズの正解の曲を生歌で披露したり、ダンサーと共に行った伝言ジェスチャーゲームで細かな仕草で笑いを入れつつも見事なチームワークを見せ、会場は笑顔でいっぱいに! 続いて行われたSE7ENのサイン入りTシャツや可愛く自撮りしたチェキなどが当たるプレゼントコーナーでは、SE7ENがエンターテナーぶりを発揮。抽選ボックスから席番号が書かれた紙を大量に取り出して、上に飛ばしてから落ちてくる紙を空中で掴んで選ぶという斬新な抽選方法で進行。散らかした紙は自ら拾う姿も見せ、始終笑顔と拍手の絶えない時間となった。

イベントの終盤はミニライブコーナー。

イベントが終わってしまうことを惜しみながらも「夜のライブのハイライトを集めたミニライブですから、夜のライブに来なくても良いかもしれない! ってくらい凄いミニライブです」と自信満々に伝え、会場から大きな拍手が沸き起こった。

ミニライブの1曲目は今年4月にリリースした新曲「Mona Lisa(Korean ver.)」。自然と体が揺れてしまうグルーヴ感に身を委ねながら、SE7EN特有のソウルフルな歌声に浸る。

スピード感溢れるサウンドが魅力の「Feel The Fire」では、ファンが持つセブン棒の光が激しく揺れ、会場の熱気が一気に高まった。熱い熱気に包まれる中歌った「오이아에오(oh oh)」(ミュージカル「ボリュームアップ」より)ではバンドサウンドに乗せてパワフルボイスで圧巻のステージを見せ、「LOVE AGAIN」では軽快なリズムに乗せて甘いハイトーンボイスとたくさんのハートを届け、サビの手をくるくる回す振付では会場が一体となって盛り上がった。

SE7ENは「今日、本当にSE7EN DAYの7月7日に会うことが出来てすごく幸せです。来てくれてありがとうございます。次の曲が最後の曲になりますが、最後の曲は、一緒に…歌えないかな…(笑)。心で歌ってください」と伝え、「We Need Is Love」へ。「♪愛を伝えよう さあこの歌で 君もぼくも このメロディ 届けにゆこう」とハートフルな歌声を響かせ、ファンの心を満たした。

本編を終えてSE7ENがステージを去ってからは、すぐにアンコールの手拍子が起こった。そして叙情的なピアノのメロディが流れると、SE7ENがステージに再登場! デビュー曲「COME BACK TO ME」をエモーショナルに歌い、「PASSION」ではダンサーと共に情熱的なパフォーマンスを繰り広げた。この曲の見どころとなるSE7ENのキレキレのブレイクダンスでは、片手倒立もバッチリ決まり会場のボルテージも急上昇! 最後はSE7ENのほとばしる情熱が十分に感じられる曲でイベントを締めくくった。

約2年半ぶりの来日イベントは、トークでも歌でも、見ている人たちすべてを楽しませたいというエンターテナーとしての力量を思いっきり感じられる時間となった。

Text:Zackey

Photo:オフィシャル提供©ARGS

タイトル:SE7EN 2022 FANMEETING IN JAPAN-0707

日時:2022年7月7日(木)14:00 開場/15:00 開演 

会場:Zepp Haneda

最新情報をチェックしよう!
>韓流エンタメのニュース&マガジン

韓流エンタメのニュース&マガジン

K-POP、ドラマ、映画から、ダンスやファッション、アートやコミックまで。
韓流の今をホットに伝えるエンタメ総合マガジン。
ますます広がるK-カルチャー情報をお届けします。

CTR IMG