歌手WONHO（ウォノ)が10月7日東京国際フォーラム ホールCにて、「2022 WONHO Fan Concert in TOKYO<OHHOHO TRIP>」を開催した。
2020年のソロデビュー以来、日本での初の単独公演ともあり、会場は開演前から期待感で満ち溢れていた。客席が暗転しオープニング映像が流れると、カバンを持って山道を歩くウォノの姿が映し出された。そして、ファンコンサートの楽しい旅路の始まりを知らせるようなリズミカルなベルサウンドが会場に響くと、ステージにウォノが登場、会場からは思わず歓喜の声が漏れてしまう。ウォノは今回のタイトルにぴったりなボーイスカウトのような衣装に身を包み、退屈な日常から離れて自分が思うようにパーティを楽しもうというメッセージを込めて「BLUE」を披露。軽やかなステップを踏みながら、爽やかな歌声を聴かせた。「24/7」では、温かみのあるエレクトロピアノのサウンドとドラムビートにのせて、きれいなファルセットの柔らかい歌声を響かせ、「いつもWENEE（ファンの呼称）と一緒にいるよ」というメッセージを伝える。
2曲歌い終えたウォノは、「みなさん、こんにちは。ウォノです！ 2020年は公演もしてミュージカルも行ったので頻繁に会っていると思っていたのですが、こうしてWENEEの皆さんと一緒に単独でコンサートをするとなるとまた新鮮な感じがします。WENEEの前に立つと幸せで楽しくて空を飛んでいるような気分です」と、幸せな気持ちを伝えた。そんな気持ちを表わすように、続く「Ain’t about you(WHver)」では、中毒性のあるメロディが広がるなか、ウォノの甘い歌声を響かせた。
歌声でファンの心を満たしていくウォノだが、“電話デート”というコーナーでも抽選で当たったファンとの会話でファンをハッピーにさせ、フォトタイムでも可愛らしいポーズを見せてファンの心をわしづかみ。さらにセクシーでパワフルな魅力が引き立つダンス曲「WITH YOU」、「Don’t hesitate」と畳みかけ、会場を熱くする。
また、オリジナル楽曲のほかに、LE SSERAFIMやIVE、Red Velvetなどのガールズグループメドレーも準備し、ひと味違った魅力を発揮してファンを楽しませた。そんな風にさまざまな姿でWENEEを楽しませてくれるウォノだが、日本ソロデビューシングル「ON THE WAY～抱きしめるよ～」のステージでは、ウォノを驚かせようとファンからのサプライズイベントが行われた。「声は出せないけど本当に愛してる」というメッセージが掲げられるとウォノは、「OHHOHO TRIPは僕がWENEEの皆さんを招待するものですが、逆に皆さんからプレゼントをもらいましたね。ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、公演の終わりを知らせたウォノは「今日のステージが僕たちの終わりではありません。今日は笑いながらバイバイをしてもっと素敵な姿で会えるその日を待ちたいと思います。WENEEとウォノが共に過ごしたOHHOHO TRIPを思い出す度に自然と幸せな笑みがこぼれる楽しい旅であることを願っています。いつまでも幸せでいましょう」と伝え、最後は「Eye On You」を披露しステージを後にした。
すぐにアンコールを求める手拍子が起こると、それに応えて再登場したウォノは、客席前方の扉から姿を現し、手に持っていた赤い薔薇をプレゼントしながら客席をまわっていく。幻想的であたたかいサウンドが印象的な「Come Over Tonight」を歌いながら、ファンとの交流を楽しんでいた。ステージに辿り着くと、力強いベースラインが魅力の「Crazy」を披露。セクシーな歌声とパワフルなダンスパフォーマンスに、会場のボルテージを一気に高めた。そしてアンコール最後の曲は、日本語曲「White Miracle」。ウォノのハートがいっぱい詰った可愛いダンスを披露しながら、優しくてあたたかい歌声をWENEEに届けた。ダンサーと共に大きなハートを作ると、「またね！」という声と共に幕が閉じるが、ファンの拍手が続くと、幕からウォノが顔だけを出して再々登場！ 「今日は幸せだったのでこの幸せをいつまでも胸にとどめておきましょう。約束！」と伝え、別れたくない気持ちを込めて「Close」を披露。「また会いましょう」と再開を約束し、手を振りながらステージを後にした。
終演後は公演限定フォトカードのお渡し会が行われ、ファンとの交流を深めたウォノ。WENEEを幸せにしたいというウォノの心のこもったファンコンサートは、盛況のうちに幕を閉じた。
一方ウォノは10月14日に韓国2ndシングル「Bittersweet」をリリース。タイトル曲「Don’t Regret」でカムバックした。
text&photo:Zackey
