女優チェ・ジウが、7年ぶりのスクリーン復帰作「ニューノーマル」の日本公開に合わせて開催された「初日記念プレミアムイベント」に登壇した。
この日は、台風7号が関東に接近する悪天候にも関わらず、劇場には多くのファンが来場。チョン・ボムシク監督と共に会場に現れたチェ・ジウに、集まったファンは一斉に歓声をあげた。チェ・ジウもファンとの再会に笑顔を見せ、「天候が恵まれないなか来てくださり、ありがとうございます。こうして皆さんにご挨拶できるのは久しぶりなので、とてもうれしくて心が高鳴っています」と応えた。
映画のプロモーションでの来日は「連理の枝」(2006年)以来18年ぶりという。「そんなに時間がたったとは気付かなかった。新作で皆さんにごあいさつできてうれしい」と話し、司会の「美しさはまるで変わらない」 との言葉には、日本語で「本当ですか?ありがとうございます」と照れて見せた。
本作は、連続女性殺人事件が発生し騒然とするソウルを舞台に、マンションでひとり暮らしをしているヒョンジョン(チェ・ジウ)をはじめ、6人の登場人物が予測不可能な事態に巻き込まれていくスリラー。これまでのイメージと異なるキャラクターに対してチェ・ジウは「果たして演じられるかと心配もあったが、監督を信じてお受けすることにした」と振り返る。
チョン・ボムシク監督は「成熟したトップスターでありながら、今でも常に新しい面を見せてくれる、どこまでも可能性のある女優さんだと思います。一方で現場では気さくで、チェ・ジウさんが現場にいらっしゃると、なぜかスタッフの動きが早いんですよ(笑)。よく冗談で『今日はチェ・ジウさん、来ないのかな?』と言ったりしていました。」とその存在感について笑いを交えながら明かした。
ファンからXに寄せられた質問に2人が回答するコーナーもあり、「何を参考に役作りをしましたか?」との問いにチェ・ジウは「監督が1931年の古典映画『M』という作品を薦めてくださいました。その映画を観て、監督がヒョンジュンをどう作りたいと考えているかを理解することができました」と 答えた。
また、撮影で印象に残っていることを問われると、コロナ下の暑い夏に撮影した「エレベーターのシーンが印象に残っている」と言い「コロナ下だったので撮影をスムーズに行い素早く撤収しなければならなかったのですが、アクションもあったので大変でした」と苦労を明かした。
※映画「ニューノーマル」は新宿ピカデリーほか全国で公開中。
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