偶然の出会いと、奇跡のめぐりあい。孤独を抱えた人々とチャーミングな犬たちの偶然の出会いが奇跡を起こす、とびきり愛おしいハートウォーミングな 映画『DOG DAYS 君といつまでも』が 11 月1日 「犬の日」にいよいよ日本公開となる。
本作で恋人の愛犬ゴールデンレトリバーのスティングの世話をすることになった無名のミュージシャン「ヒョン」役を演じるのがイ・ヒョヌだ。
オールバックヘアの長髪という姿も大いに話題となった彼が、今回、日本公開を前に特別にHwaiting!のインタビューに応じてくれた。
犬たちや共演者との撮影時のエピソードや作品に込めた想い、犬に対する愛情などについて話してくれた。
■『DOG DAYS 君といつまでも』の出演オファーを受けた時、なにを思いましたか? キム・ドクミン監督があなたを選んだ理由は何だと思いますか?
最初にオファーを受けた時、すぐに「はい」とお返事しました。キム・ドクミン監督とは映画『Hero』(22/日本未公開)でご一緒したことがあり、現場の雰囲気がとても温かかったです。『DOG DAYS』も温かいテーマと題材だったので、参加できてうれしかったです。監督は、私が「ヒョン」というキャラクターと似ているところがあると感じてくれたのだと思います。
■映画にはギターを弾くシーンがあり、また、オールバックのヘアスタイルも注目されています。新しいイメージで演じるのはいかがでしたか? また、苦労したことはありますか?
高校時代に少しギターを習いましたが、ヒョン役のためにもう一度習わなければなりませんでした。先生がレッスンを楽しいものにしてくれたので、とても楽しかったです。おもしろいことに、先生がヒョンに似ていたので、その点でも助けられたと思います。髪型や見た目については、俳優として自分のさまざまな側面を見せることは重要だと思うので、今回の変化は気に入りました。最初は少しぎこちなく感じましたが、撮影が進むにつれて、より自然に、自分のスタイルとして馴染んだように感じました。スティングと一緒に仕事をしていたからなのか、単にそのスタイルに慣れたからなのかはわかりませんが、しばらくすると、演技をしているというよりも、自分がキャラクターになったように感じました。
■スティング、車長さん、ワンダの演技はいかがでしたか? 犬たちの印象は? また、撮影現場でフロイド(スティング)とは、どのようにコミュニケーションを取りましたか?
犬たちにはそれぞれユニークな個性があって楽しかったです。現場で癒された気がしました。映画の中で、私の役はスティング(フロイド)に冷たくぎこちなく接するので、心が痛かったのですが、スティングの演技は素晴らしかったです。現場では犬と接するときに待つ時間も当然ありましたが、そんな時間も楽しかったです。トレーナー以外では私がスティングと一番長い時間一緒にいたので、スティングは私に懐いてくれました。私のことを好きだとわかって、とてもうれしかったです。
■犬たちとの撮影現場の雰囲気はどうでしたか? 通常の撮影とは違いましたか?
癒しの体験でした。映画に出てくるシーンよりもたくさんスティングと撮影して、とても楽しかったです。スティング、ワンダ、そして他の犬たちが現場に活気をもたらしてくれました。撮影が終わった後も彼らと一緒に遊んだり、食事をしたりしました。とても楽しい現場でした。
■あなたにとって“犬”とは?
私は犬が大好きで、自分でも犬を飼っています。犬は私の人生の中で、大きな位置を占めています。いつか別れを告げなければならないと思うと胸が張り裂けそうですが、人と人と同じように、リレーションシップ(関係、縁)には、出会いと別れの両方が存在するものです。別れを恐れて、私たちが共有する大切な絆や幸せをあきらめてはいけないと思います。だからこそ、私たちはお互いを頼りにし、心から愛することに全力を尽くすのです。
■ダニエル・ヘニー、キム・ゴウンとの共演はいかがでしたか? 撮影中の思い出に残る瞬間はありますか?
ダニエル・ヘニーのようなクールな人の隣に立つと、自分の役も魅力的に映るようにしなくてはいけないというプレッシャーを感じました。でも幸運なことに、私たちはそれぞれ違う魅力を持っているので、自分の役に集中できました。ダニエルはとても穏やかで優しいので、彼から多くのことを学び、一緒に仕事をするのが楽しかったです。
キム・ゴウンさんがキャスティングされたと聞いて、とても興奮しました。私たち二人のシーンがうまく噛み合うようにプレッシャーを感じましたが、現場では彼女が導いてくれて、まるでヒョンとスジョンになったような気がしました。彼女の献身的な努力のおかげで、デュエット・シーンでは、歌よりも気持ちに集中することができました。
■本作の中で、あなたが一番好きなシーンはどこですか?
キム・ゴウンさんとのデュエットのシーンが好きです。これまでにはない方法で自分自身を表現できることが分かったからです。歌うのは緊張しましたが、ゴウンさんが一緒だと安心できて、気持ちに集中することができました。彼女のおかげで、シーンのバランスが完璧に取れました。
■映画では、音楽が大きな役割を果たしています。あなたにとって音楽とはどのような意味を持ちますか? また、ヒョン役を演じるにあたって、ミュージシャンを参考にしましたか?
映画『Hero』に続いて『DOG DAYS』でまた歌うことになったのですが、非現実的で、謙虚な気持ちです。特定のミュージシャンを参考にしたわけではないのですが、ヒョンさんと雰囲気が似ているギターの先生から大きな影響を受けました。バンド・リーダーとしての腕を早く磨かなければならなかったのでプレッシャーもありましたが、先生の「とにかく楽しんで」というアドバイスのおかげで、現場でベストを尽くすことに集中することができました。
■観客には『DOG DAYS』からどんなメッセージを受け取ってもらいたいですか? 最後に日本の観客にメッセージはありますか?
映画という限られた時間の中ではありますが、ペットは家族であるというメッセージを伝えています。ペットの大切さや、ペットと真摯に向き合う姿を伝えたいと思いました。観客の皆さんにもこのメッセージに共感していただき、温かさを感じていただければと思います。『DOG DAYS』が日本で公開されることを嬉しく思いますし、日本の皆さんにもこのメッセージが伝わり、癒しや喜びが与えられることを願っています。
■ありがとうございました。公開を楽しみにしています。
映画『DOG DAYS 君といつまでも』本予告 | 2024年11月1日(金)公開
【ストーリー】
きっちりした性格のミンサン(ユ・ヘジン)は、動物病院「DOG DAYS」のせいで、自宅周辺に犬の糞が転がっていることが忌々しい。院長ジニョン(キ ム・ソヒョン)と今日もやり合ったミンサンは、有名建築家ミンソ(ユン・ヨジョン)にたしなめられる。リゾート開発に関わるミンサンは、ミンソを紹介してもら おうと、ジニョンが助けた保護犬、チワワの「車長さん」を一晩預かることに。ミンソは散歩中に倒れ、フレンチブルドッグの愛犬ワンダを見失う。居合わせた 配達員のジヌ(タン・ジュンサン)はワンダ探しを手伝う。 その頃、作曲家ソニョン(チョン・ソンファ)とジョンア(キム・ユンジン)の夫妻に養子に迎えられた少女ジユが、迷い犬と出会う。一方「DOG DAYS」 には、ゴールデンレトリバーのスティングが担ぎ込まれる。大慌てで連れてきたのは、恋人スジョンの留守中にスティングを預かるヒョン(イ・ヒョヌ)。そこへ スジョンの元彼ダニエル(ダニエル・ヘニー)が現れて……
犬を介して出会い、心を通わせる人々の日常が、少しずつ動き始める。
【作品情報】
『DOG DAYS 君といつまでも』
出演:ユン・ヨジョン(『ミナリ』)ユ・ヘジン(『梟ーフクロウー』、『コンフィデンシャル』シリーズ) キム・ユンジン チョン・ソンファ キム・ソヒョン ダニエル・ヘニー イ・ヒョヌ タン・ジュンサン ユン・チェナ
監督:キム・ドクミン
原題:도그데이즈/韓国映画/カラー/シネマスコープ/5.1ch デジタル/120 分/翻訳:小西朋子
提供:楽天 配給:ギャガ 宣伝:ミラクルヴォイス
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公式サイト:https://www.rakuten-ipcontent.com/dogdays/
公式 Youtube:https://www.youtube.com/@RakutenContentCentral_Movie
11 月 1 日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー