

『純平、考え直せ』、『悲しき天使』などで若者たちの狂おしくも美しいメロドラマを手掛けてきた森岡利行の最新監督作『俺と○○○すれば売れる』が、 9月2日(金)よりネマート新宿にて公開となった。
公開初日には舞台挨拶が行われ、主演の青山泰菜、西野入流佳、森岡利行監督、そして弊サイトでもコラム記事を担当してくれている原作漫画家の香穂が登壇。作品について熱く語った。
――まずは挨拶をお願いします。
青山:皆様、今日はお足元の悪い中、劇場まで足を運んで頂きましてありがとうございます。
香穂役を演じさせて頂きました、青山泰菜です。今日は30分程のご挨拶とその後の本編ということでぜひ、楽しんで帰って頂けたら嬉しいです。
西野入:初めまして、西野入流佳です。今日は来てくれてありがとうございます。ぜひ最後まで、お願いします。
香穂:よろしくお願いします。こうして映画を観にきてくださってありがとうございます。
森岡:監督の森岡です。お足元の悪い中、今こういうコロナとかまだある状態でいらっしゃってくれて本当にありがとうございます。
――まず、森岡監督が香穂先生の作品に出会ったきっかけというのは?
森岡:娘がいて、この映画にも出てるんですけど、ヴィレヴァン(ヴィレッジヴァンガード)で(香穂先生の)漫画を買ってきたんです。すごい面白いタイトルがあるなと思って、読んだらめちゃくちゃ面白かったんでどっかでこれは映像化したいなと。結構、ヴィレヴァンで原作探すのが多くて。前にやった映画もそうなんですけど。自分の所属している劇団に青山泰菜が入ってきて、ちょうど合うかなと思って映画にしました。
――お話し伺ってどうですか?
青山:私も元々原作読ませていただいてまして、それこそ私もタイトルにひかれて読んでいたので元々ファンだったっていうのもあって、すごく嬉しかったです。

――この作品は、おいくつの時に書かれたんですか?
香穂:10年ぐらい前に連載が始まって、10年後に映画化になるというのですごく嬉しいなという感じです。
――ほぼ実話ということを伺いましたが。
香穂:”ほぼ”ですね、もちろん漫画的な脚色もあったりもするんですけど。そうですね。
――手元に脚本が届いた時はいかがでしたか?
香穂:あっ、もう、すごく原作に忠実に作っていただいて、、、俺とセックスすると…って作品なんですけど原作は(笑)それの2巻分がちゃんと2時間くらいにまとまっていて、さすがだなと、監督の手腕を感じました。
森岡:現場でこのモデルになった、漫画さんがどなたか全部聞きました。
香穂:あぁ~。(笑)
――そこ、ほんと聞きたいですね~!
森岡:本当に言えないですけど、全部答えてもらいました(笑)

――そこらへんは、香穂先生いかがでしょうか?
香穂:そう、そうですね、そこはトップシークレット(笑)
――そして、お二方はいかがですか?西野入さんは、原作はどうですか?
西野入:あ、僕はオーディション入る前に漫画読ませてもらってからオーディションに挑んだんですけども…そうですね、南は僕と似ている雰囲気があるかなと僕も思っています。
監督のほうからもそれは言ってもらったんですけど…なので、結構近い距離で演じることが出来たと思います。
――青山さんはどうですか?
青山:そうですね、私もその初めて読ませて頂いた時は、5年か6年ほど前だったので、当時の私、まぁ今よりも5歳6歳若い私?に刺さったといいますか、あぁ、分かる!あぁ、分かる!と思いながら読んでいたので、この役を私が出来ます!みたいな感じでした(笑)
森岡:あ、でもタイトルみたいなことを、、、セクハラみたいなことを(劇中でしたのか)言われるんだけど、彼女は全然そういうのはやってないですからね、はい。そこにはいかないっていうか、普通の恋愛映画になっていてそういうのは本当に拒否するというか(笑)
――映画をご覧になっていただければ、どこまで拒否したかというのも分かって頂けると思ううんですけれども。実際に、脚本を青山さんご覧になった時、これを私がやるのかという覚悟的なものはありましたか?
青山:んー、先ほど香穂先生も仰ってたようにほとんど原作と変わってないんですね、脚本が。
なので、ある程度のセリフと言いますかシーンも頭に入っていたので、台本を見てあっ、こんなことするのか!っていう驚きは正直なくて、まぁ男女の恋愛のお話しなので男女が惹かれ合って自然な流れでことが起きることもあると思うんですけど、なので特別腹を括ったといいますか覚悟を決めたわけではなくって、、、まぁ、はいそうですよね自然ですよね。って感じで(笑)
――西野入さんは、どちらかというと赤面王子と言いますか、私の中で。その中で脚本を読まれていかがでしたか?
西野入:そうですね、僕、すぐ顔が赤くなっちゃのがコンプレックスなんですけども…あのシーンの時とかも結構不安だったんです。顔が赤くなっちゃわないか(笑)けど、そうですね現場にいざ入ってみると、泰菜さんもすごい、なんだろうな、リードしてくれるというか。その演技のことも引っ張ってくれてとても助かって、演じることができました。

――そうですね、じゃあ青山さんと西野入さんは演技以外のところでもなにかこう、役作りで話し合いとかされました?
青山・西野入:んー。
西野入:バスの中で恋バナはしたよね(笑)
青山:しました(笑)役について特別役作りの為に何かしたというか…こういうシーンにしましょうとかってお話ししたことはなくって、あのー本当にこう南と香穂・西野入さんと私っていう、感じで対ひと、としてのお話をたくさん重ねました。
――香穂先生は撮影現場にはいかれたんですか?
香穂:ほぼ全日、行かせていただいて。
――いかがでしたか?西野入さんは?
香穂:あ、すごくやっぱ南役にぴったりだなぁって。オーディションに参加させていただいて、南役を決めさせていただいたんですけど、爽やかな感じとか、はい。
西野入:オーディション中、結構目が合ってた気がします。
香穂:そうです、そうです!
――じゃあ、もう本当にこれはという出会いだったんですね。
香穂:そうですそうです!目が合ってたんですよ。
西野入:僕…結構、目合ってました。なんか、オーディション中、会話する時チラッと見ると毎回目が合う(笑)
森岡:ずっと、見てるってことだね!
――これはもう、香穂先生のお眼鏡にぴったりだったということですね。
香穂:南だなぁーって。入って来た時から思ってたような気がします。
――お二方は青山さんも西野入さんもほぼ自分の等身大で演じられましたって仰っていましたが、役でここはギャップだったなってことは感じたところありました?監督から見てて。
森岡:高校生(時代)から始まってますんで、そこはねぇ。制服着てますから、コスプレみたいな(笑)
――似合ってましたよ(笑)さぁそして、香穂先生の中に出てくる、幼馴染と言いますかあの方。故郷の友というのは実話ですか?
香穂:そうですね。

――ああいう存在があるって良いなって思いながら見てました。
香穂:森岡理世さんという方で…
森岡:うちの娘、金髪で(笑)
香穂:本当に原作に似せたファッションや髪型で。嬉しかったです。
――凄いですね、本当に繋がっている四名の皆さんなんですけれども、普段の撮影前と役に入った時とちょっとこう切り分けてましたってことはありますか?
青山:んー、特になくて、ぶつかるというか、言い合いをする役の方も出てくるんですけど、あの撮影外で仲を深めていたからこそ、信頼関係を築けていたので遠慮なくぶつかれたと言いますか、特にあの今からケンカしなきゃ!とかそういう切り替えは特になかったです。
――これ、監督の言う、好きじゃないと良い物作れないんだよっていう監督の明利に尽きますね。
森岡:どこに書いてありました?(小声)
――ネットにかいてありました。(小声)
森岡:お好み焼きを食べるシーンがあるんですよ、こちらのレジェンドピクチャーズって会社の社長さんのお店なんですけど、それが今月いっぱいでなくなるらしいんですよ。だから、この映画にちゃんと残ってるから、良かったな思って、。
――是非、今月いっぱいですか?ちょっと見られた方、是非。
森岡:参宮橋で。
――ありがとうございます。はい、そうですね。青山さん、この作品っていうのはご自分の何年か前の等身大の時は分かる分かる!って感じだったんですけど、おそらくお客様は色んな世代性別関係なく、いやー分かる。っていう瞬間があると思うんですけども、そこの見どころもお届けして頂ければと思いますがいかがですか?

青山:私と西野入さんが凄い、メインみたいな感じでポスターとかかかれてるんですけど、色んなキャラクターが出てきて、すべてのキャラクターがとっても個性が強くて、本当にあの癖が強いキャラクターが出てくるんですね。私たちが霞んじゃうんじゃないかっていうぐらい、周りの方の癖が強いので、んーまぁ、そこも楽しんでいただけるのではないかなと思うんですよ。本当に色んなタイプの方が出てくるので、皆様のあー周りにいる!とか自分、昔こんな感じだったな。とか多分本当に老若男女?関係なく、世代関係なく、楽しんでいただけると思いますので、ここ分かる!あー分かる!分かる!って共感する部分も見つけながら、映画見ていただけたら良いなと思います。
――ありがとうございます。西野入さん、いかがですか?
西野入:んー、そうだなー、なんていうかさっき言ったように、本当に個性強い人たちいっぱい出てきて。僕も最近、映画を見返してて、確かにこんな個性強いキャラいた!みたいなことを思い出しながら、見てたんですけど、やっぱなんか、久々に見ても笑える。そういうキャラもたくさんいますのでそういうキャラを探すのも楽しいかもしれないです。

――どうですか、先生!
香穂:私が職場にいたときはちょっと…変な方に会った…変な方っていうのも失礼ですけど、そういう方…
森岡:そういう方ばっか出てきましたよね?!
香穂:抽出して描いた(笑)もちろん、普通の真面目な方もいらっしゃいます(笑)

――最後に一言ずつお客様に向けてご挨拶頂ければと思います。
森岡:はい、あの主役の若い二人が本当、身体張って一生懸命楽しく頑張りました。あと最後、エンドロールで”THE だいじょぶズ”っていうバンドのこうすけっていうのが歌うたって、それも途中でも流れるんですけどいい歌。それもお聞き逃しなく、ありがとうございます。
香穂:はい、そうですね10年前の漫画がこうして10年後に映画になって公開というのが紆余曲折ありましたが今日の日が迎えられて良かったなと思います。「俺とセックスすれば売れる」というのが原題なんですけど、そちらが今も電子書籍で発売されているので、良かったら見てください。
映画を見た後でも楽しめると思いますのでよろしくお願いします。
西野入:この作品は僕の初めてが詰まっている作品でして、僕の初めての映画や初めてのラブシーンなど本当たくさんの初めてが詰まっているので見てください。終わった後に「#俺マル」で感想を投稿してくれたらと思います。お願いします。
青山:実はこの作品なんですけど、一年前に撮っていて、いろいろ事情があってそれこそ紆余曲折しながら延期になったりとかもあって、ようやく一年越しに皆さまに見ていただけることになりましたので、本当に私たちもそうですし、今日いらっしゃらない他の役者の皆様も凄い役と向き合って、それぞれが身体を張って作った作品、香穂先生もそうですし、森岡監督もそれぞれが自分の役割に凄い向き合って一生懸命作った作品なので、ぜひ、楽しんで頂けたらなと思います。
Text:AaruTakahashi&Achi
Photo:AaruTakahashi

★ストーリー
女子作家ならではの赤裸々漫画家マンガが奇跡の映画化!
職業・漫画家 香穂21歳 恋をしました。
地方で漫画家を目指す女子高生・香穂はコミック雑誌に漫画を投稿する。ある日、編集部より電話があり、香穂は編集者から衝撃的な言葉を投げかけられる。「俺とSEXすれば売れる!」
一年後、香穂は高校を卒業し上京、漫画家を目指している。ヤングビースト誌の編集者に原稿をダメ出しされ、プロの漫画家のアシスタントになって基礎を固めろと言われた香穂は、漫画家アシスタント修行に出る。個性的すぎる魑魅魍魎な漫画家たちが蠢く漫画界に揉まれながらも少しづつ成長していく香穂。ある日、アシスタントについた仕事場で同じ漫画志望の好青年・南に出会い、一瞬で恋に落ちる香穂。果たして香穂の漫画家への夢と南との恋はうまくいのか!?がんばれ香穂!
★キャスト・スタッフ
出演:
青山泰菜 西野入流佳 竹田光稀
円谷優希 十代修介 富樫未来 佐藤 仁 森岡里世 森田亜紀 柴田明良 小森健人 平川慎之介 山田奈保 水越嗣美 大迫可菜実
大地洋輔(ダイノジ) 八木将康(劇団EXILE) 川瀬陽太
脚本・監督:森岡利行 原作:『俺とSEXすれば売れる』香穂(WEBサイト「ゼノン編集部」/コアミックス)
プロデューサー:江尻健司 音楽:Yuka(Les.R) 撮影:吉田淳志 録音:山口 勉 美術:加藤ちか 編集:大橋正和 整音MIX:岩波昌志 音響効果:斉藤みどり 助監督:森山茂雄 制作担当:山田剛史 Bカメラ:牧野信吾
撮影助手:岡本虎丸 録音助手:郷田 或 西田壮汰 監督助手:平岡 凌 メイク:五十嵐千聖 メイク応援:大江一代 スチール:千葉朋昭 車輌:今川健吾 制作デスク:竹内宏子 漫画原稿協力:香穂 山内繁利 写真協力:小田飛鳥 桃尻かなめ
雑誌表紙イラスト:ノーコピーライトガール 撮影協力:コアミックス お好み焼き えん アンドエム エイトマン
協力:おかもと技粧 キアロスクーロ ケイアーツ D,IOS中野坂上スタジオ STRAYDOG PROMOTION AISS
制作協力:レジェンド・ピクチャーズ 製作:キングレコード ©香穂/コアミックス ©2022 キングレコード
公式サイト:mayonaka-kinema.com 公式Twitter @EroticaQueen21
■原作情報
漫画『俺とSEXすれば売れる』(著者:香穂 発行:コアミックス)
ゼノンコミックス 電子書籍 全2巻発売中
© 香穂/コアミックス
■予告編YouTube
女子作家の赤裸々漫画家マンガが奇跡の映画化!
“男運ゼロ”ヒロインが魑魅魍魎に揉まれる奮闘劇
映画『俺と○○○すれば売れる』
9月2日(金)よりシネマート新宿にて赤裸々に公開 ほか全国順次ロードショー





