【イベントレポ】ファン・ジョンミンがチョン・ヘインに愛の告白！？リュ・スンワン監督最新作『ベテラン凶悪犯罪捜査班』ジャパンプレミア開催

韓国観客動員数5週連続第1位、韓国観客動員数750万のメガヒット（2024.12.26/KOFIC調べ）映画『ベテラン2』（英題：I,THE EXECUTIONER）が、邦題を『ベテラン凶悪犯罪捜査班』とし日本公開が決定。公開に先立ち、本作でメガホンをとったリュ・スンワン監督、W主演を務めるファン・ジョンミンとチョン・ヘインが登壇するジャパンプレミアが、4月3日（木）に東京・新宿ピカデリーで開催された。

劇場に集まった多くのファンが待ちわびるなか、リュ・スンワン監督、ファン・ジョンミン、チョン・ヘインが登場。ファンの声援とサプライズの銀テープで熱い歓迎を受けた3人は笑顔で手を振って応えた。昨年ぶりの来日となるリュ・スンワン監督は「貴重な時間を割いて、映画を観に来てくださって心から感謝します」とあいさつ。映画のプロモーションでは初来日のファン・ジョンミンは「『ベテラン凶悪犯罪捜査班』が日本で公開されることになり、こうしてみなさんとお会いすることができて幸せです。みなさんにとって楽しい時間になることを願っています」と、笑顔を見せた。日本での映画の舞台挨拶は初めてとなるチョン・ヘインは「みなさん、初めまして。お会いできてうれしいです。緊張しますが頑張ります。一緒に楽しみましょう」と、一生懸命日本語であいさつした。

2015年公開の『ベテラン』から9年ぶりの最新作となる本作品についてリュ・スンワン監督は「続編を作ろうという話はずっとしていたので、9年も経っていたことに驚きました。9年という時間は、みなさんにさらに発展した姿を見せるにはどうしたらいいか、主人公の成長した姿を上手く撮るにはどうしたらいいかと悩んでいた時間です。今日は、9年という時間に見合った楽しみをみなさんにお届けできると思います」と、作品にかける想いを伝えた。

ファン・ジョンミンは「本作品はキャストはもちろん、韓国映画に従事する人たちにとっても重要な作品でした。コロナ禍によって韓国の映画産業がダメージを受け、映画館で映画を観ることもできませんでした。本作品によって映画業界に活力が戻ってきてほしいという想いで取り組みましたが、ありがたいことに多くの方が劇場に足を運んでくださり、こうして日本でも公開することができました。みなさんにお伝えしたいことは、今日はお招きいただきありがとうございますということと、映画を楽しんで観てほしいということです」と真面目なトーンで話していたと思いきや、「映画の感想はぜひ私に連絡してください。番号は010-000-0000…」といきなりのボケに会場を笑わせた。

新たに『ベテラン』ファミリーとなったチョン・ヘインは「最初にオファーをいただいたときは夢のようでした。学生の頃に『ベテラン』を観て魅了された一人でもありましたし、この作品に参加することは俳優としての夢が叶ったような気持ちでもありました。プレッシャーも感じていましたが、撮影が始まってからはファン・ジョンミン先輩自ら私のほうに歩み寄ってくださって、普段お酒を飲まない先輩が『1杯やろう』と誘ってくださいました。そのおかげで、とても気楽に楽しく撮影することができました」と、先輩への感謝の想いを伝えた。

そんなチョン・ヘインの想いを聞いたファン・ジョンミンが「2作目から参加するのは大きなプレッシャーもあったと思いますが、彼はスポンジのように色んなことを吸収して受け止める、素晴らしいエネルギーを持っている俳優なので、彼の人柄や作品への取り組み方を私が逆に教わったような気がします。私はチョン・ヘインさんが大好きです」と、隣に立つチョン・ヘインのほうにそっと手を差し出すと、その手をぎゅっと握り返すチョン・ヘインに観客は大いに沸いた。

印象に残っている撮影エピソードを聞かれたリュ・スンワン監督は「寒さの中で孤軍奮闘する刑事の姿を撮りたくて真冬に撮影したのですが、本当に寒かったです。ファン・ジョンミンさんが撮影の出来栄えよりもとにかく早く家に帰りたいと思ったシーンがあるのですが、みなさんにはどのシーンなのか考えながら観てほしいです」と、映画の注目ポイントをアピールした。

韓国では350回も舞台あいさつを行なったそうで、ファン・ジョンミンは「映画を通じて、みなさんとコミュニケーションが取れるのはうれしいですね。映画をお披露目するこの時間や空間が、俳優にとっては大事なものであり光栄なものでもあります。350回と聞くとちょっとビックリする数字ですが、実際には大変だとも思わず、とにかく楽しみながら舞台あいさつをしました」と、振り返った。これまでにファンミーティングなどで来日経験のあるチョン・ヘインは「本業である俳優として、出演した作品を背負っての来日は初めてですが、とても幸せで胸がいっぱいです」と話し、さらに「韓国の舞台あいさつでは、階段を何度も上ったり下りたりしたので下半身が強くなった気がします（笑）」と、ユーモアあふれるコメントも。

報道陣向けのフォトセッションを終えると、ファン・ジョンミンが「この会場ぐるっと1周してきたら？」と、チョン・ヘインにサプライズ提案。歓声があがる客席にチョン・ヘインが降り立つと、さらに大きな歓声に包まれた。手を振ったり、手でハートを作ったりしながら、左右の客席最後列までしっかりと練り歩き、ファンは大興奮。チョン・ヘインがステージに戻ると、すかさずファン・ジョンミンコールも起こったが、時間の関係であえなく断念。最後は、スローガンを持ったファンと一緒に記念撮影をして、ジャパンプレミアは幕を閉じた。

【作品情報】
■作品名：『ベテラン凶悪犯罪捜査班』
■公開日：4月11日（金）新宿ピカデリーほか全国ロードショー

ストーリー
善悪の境界線を越えるな悪人を私刑する“犯人”は殺人鬼か正義のヒーローか？韓国で750万人が熱狂した善悪の境界線を揺るがすクライムアクションベテラン刑事ソ・ドチョルと、凶悪犯罪捜査班の刑事たち。法では裁かれなかった悪人が連続して殺された。不条理な司法制度に憤っていた世論は、私刑を下す犯人を善と悪を裁く伝説上の生き物“ヘチ”と呼び、正義のヒーローともてはやすようになる。新人刑事パク・ソヌが加わり、事件は解決に近づくかのように見えたが…。

監督：リュ・スンワン
脚本：リュ・スンワン、イ・ウォンジェ
上映時間：118分
出演：ファン・ジョンミン、チョン・へイン、アン・ボヒョン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ、オ・デファン、キム・シフ、シン・スンファン
2024年／韓国／韓国語／118分／カラー／シネマスコープ／5.1ch／字幕翻訳根本理恵

提供：KADOKAWA Kプラス　MOVIE WALKER PRESS KOREA
配給：KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
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